美麗なるガラスの世界
“美”は世界共通。
例えば目の前に居る人が言葉の通じない相手だったとしても、美しい物を目にした時に必ず「綺麗だな」「美しいな」という同じような感情を心に思い浮かべるかと思います。
今回は、そんな美しい物の中でも比較的身近に存在するガラスについてピックアップしご紹介致します。
普段パッと見渡しただけでも、窓や食器グラス花瓶やランプなどガラスの使用されている物がいくつか目に入ると思います。
ですがあまりそれ自体を見たところで、美しいなと感じる人は少ないのではないでしょうか?
それもそのはず、毎日目に入れている物は自然と日常化してしまい、そこにあって当たり前という認識に脳が勝手に変換をしてしまいます。
しかし実は今、日本や世界各国でもガラスで作られた作品をメインとした美術館や記念館・定期的な展示会が行われているほど、ガラスは美しい芸術の一つとして注目され、話題となっているのです。
ガラス記念館・美術館とは?
では、ガラスがメインとなる美術館や記念館とは一体いつ頃から始まったのかご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
実はガラスに携わる展示会や工芸コースなどは昭和の時点で日本各地にて実施されており、大きな美術館や記念館として展示物を飾り出したのは平成に入ってからとなっています。
また、海外でも同じ年代頃、ガラスの奥深い魅力に取り憑かれて
という思いでガラスの作品を造り続け、展示会などを定期的に行っていた人物も存在します。
そう考えると、やはりガラスは五感を刺激するアートとしてこれからも注目され続けるジャンルと言えるのではないでしょうか。
さらには窓ガラス修理を頼んだことがある方ならイメージしやすいかもしれませんが、ガラスは思いのほか小さな衝撃で粉々に割れてしまい、同じものに修復することはできません。
「ガラスは簡単に割れる=儚いモノ」という意識が“美しさ”を際立てていると言っても過言ではありません。
展示されているもの
ガラスの美術館ではその名の通り、ガラスで作られたアート作品ばかりが並んでいます。
しかし、ガラスで造られたと作品と言っても、面白いことに海外と日本では少し特徴が違うことがわかります。
海外
まず、海外で展示されているガラスの作品は、シャンデリアやステンドグラスのような細かいガラス細工が多く、クリスタルやガラス本来の輝きが生かされた作品が多いです。
日本
一方日本では、海外の人では到底思いつかない日本人独特の色彩感覚を活かした品が多く、複雑な色が混合された焼き物のような作品が揃っています。
また、近年ではそんな海外の繊細なガラス細工に日本の色彩を取り入れた、現代アートと呼ばれるガラスの作品も頻繁に見かけ、まだまだ進化し続けるジャンルなのではないかと考えられます。
注目され続けるガラス美術館
国内最大急のガラスミュージアムSUWAガラスの里をはじめ、現在全国では数えきれないほどのガラスを主とした美術館や記念館が存在します。
また、小さなガラスの展示会であれば毎年様々な地域で行われ、気候的にも蒸し暑くなってくる6月~9月の時期は特にたくさんの場所で開催されると予測しています。
ガラスミュージアムは、老若男女楽しめるような施設となっており、展示作品を鑑賞できる他、
- オリジナルのガラス工芸品を造ることができる体験工房
- 数々の限定商品等を販売しているセレクトショップ
- そこでしか見ることのできない貴重なガラスの食器で提供されるレストランやカフェ
などが併設されていることが多いです。
まとめ
今回、当サイトではガラスの美術館・記念館等の魅力を伝えるべく、ガラスの歴史や有名な作品を手がける工芸家、海外で注目をされ日本の建物にも取り入れられているステンドグラスやボヘミアングラスといった美しい芸術作品についてリサーチし、わかりやすくご紹介しています。
あまり美術や芸術について詳しくない方でも納得ができて、さらに色々な視点から作品を楽しむことができるのではないかと思うので、この機会に是非最後まで目を通し気になる美術館に足を運んでみてください。